
どうだい?長野での生活は?



最高だぜ☆



(笑)
お気に召したなら何よりです。



想像以上に住みやすいなって感じたよ。
自然に囲まれているからかな?



ゆとりがある感じだよね。
これを機に一旦振り返ってみる?



イイね!まとめてみる。
関東出身の夫婦が長野県に移住して3年目に突入したので、移住してよかった点、これは盲点だった点などを振り返りました。
- 長野県へ移住を検討している方
- 地方へ移住を検討し始めた方など
実体験に基づいた内容ですので、ぜひお役立てください。
長野県ってどんなところ?【基礎知識】
日本の中部地方にある内陸県


県庁所在地は長野市。人口は約200万人です。
令制国名の信濃国にちなんで「信州」と呼ばれています。



キャッチフレーズはしあわせ信州



ゆるキャラはアルクマ
まじかわゆすです。
標高が高く、日本アルプスをはじめとした3,000m級の大規模山岳地帯を有しているのが特徴的。
今まで海沿いの平地に住んできたので、あんな大きな山々を見るのは長野県にきて初めてです。



稜線がカッコイイ。
気候は各地域で異なり意外と多様。
南北に長く四方を急峻な山々に囲まれており標高差もあるので、北部は豪雪地帯である一方、南部は比較的温暖だったりします。


長野県は主に4つの地域にわけられます。
経済圏や文化的背景の違いも相まって、概ね以下のように。
- 北信(長野市周辺)
→ 県庁所在地、北陸新幹線長野駅、 善光寺など - 中信(松本市周辺)
→ 北アルプスの麓、松本城、松本クラフトフェア、安曇野など - 東信(上田市周辺)
→ 真田幸村のゆかりの地、軽井沢など - 南信(飯田市周辺)
→ リニア予定駅、市田柿、日本一の星空が見える阿智村
特色があるので、現地に赴いてそれぞれの地域を肌で感じるのも楽しいですよ。
熱帯夜がほとんどない


夏は涼しい。特に木陰はクーラーです。
意外と知られていないのが…
- 朝晩と日中の寒暖差が激しいこと
- 晩には気温がぐっと下がるので夏は熱帯夜がほとんどないこと
熱帯夜がない年を経験したのは初めてでした。真夏の夜をこんなに心地よく過ごせるなんて、感動ものです。



まじ快適☆
日中の紫外線が強くてまぶしい


標高が高いのでめちゃめちゃまぶしいんですよ。東京スカイツリー(634m)を超える場所(市)もいくつかあり、標高の高さを実感します。
紫外線カットのコンタクトレンズやサングラスをしないと目が疲れるほどです。



もちろん日焼け止めも必須です
移住してよかったこと
①水がうまい!空気がきれい!食べ物が美味しい!


米、麦、野菜、果物、花作りといろいろな農作物や酪農もあり、全国でもトップクラスの生産量。
スーパーに行くと「長野県産」と書かれた食材がたくさんあり鮮度が良い。
牛・豚・鶏、鹿・羊などのジビエなど肉の種類も豊富です。
四方を山々に囲まれているので水も澄んでいて美味しく、空気もキレイです。



魚介類も流通が充実しているので
特段困ることはないです。
②どこに行っても温泉がある


だいたいどの地域に行ってもあります。
長野県は温泉地数ランキング第2位だそうで、約220箇所あります。
私たちが現在住んでいる飯田市の近くにも温泉があり、外仕事をした後ぷらっとその日の疲れや汚れを落とす、最高の癒しの場となっています。



温泉好きにはたまらんです。
③豊かな自然:春と秋が長いこと


季節の移りが穏やかなので、春と秋が長いです。
標高が高いからなのでしょうか、長野県の季節の移り変わりは穏やかです。
都内に住んでいた頃の桜の時期を思い返すと1-2週間しか花が持たない印象でしたが、松本市で春を迎えた際、桜が1ヶ月ほど咲き続いていました。「桜って結構持つんだなー」てその時初めて気づきまして、これは秋の紅葉も同様です。
季節の移り変わりが穏やかなので、結果花や紅葉の時期が長いのでしょう。
…なので、外の環境は年中通していつも賑やかで、



めっちゃカラフル!楽しい!
…と自然が好きにはより一層楽しめると思います。
④意外と東京が近い


東京へのアクセスが割と容易です。
- 長野駅 ⇆ 上野駅 約1時間50分(北陸新幹線)
- 松本駅 ⇆ 新宿駅 約2時間50分(中央線特急・あずさ)
…と乗り換えなしの直通。電車に乗っていれば着くので楽。他にも長野県内に停車駅があるので、北陸新幹線と中央線特急の利用はオススメです。
一方、名古屋・京都・大阪などの西方面へは思いに高速道路を使います。高速バスか車の選択に。
ちなみに南端に位置する飯田市から自家用車で行くと、
- 飯田山本IC(飯田市) ⇆ 名古屋 約1時間半
- 飯田山本IC(飯田市) ⇆ 京都 約3時間半
- 飯田山本IC(飯田市) ⇆ 大阪 約4時間
…といった感じ。



飯田市から都会に行くときは
名古屋へお出かけします。
これは盲点だったなーっと思ったところ



これまで良いことづくしだけど
ここからはダークな面を紹介しましょう。



ダークではないけど(笑)
「あちゃちゃー泣」て感じです。
①ガソリン代が高い


長野県は全国で2番目にガソリン代が高いのです!
写真の通りレギュラー価格がハイオク価格みたいの高さ。



これ知った時
目ん玉飛びでるかと思った。
車移動は必至で、週に1度は給油するのでじわじわ家計に響きます。
公共交通機関が充実している都心部から地方へ移住する際に検討しておかなければならない車関連の費用。
「地方の方が生活コストを抑えられる」とはひとことに言えない理由のひとつなので、
移住先のガソリンスタンドのチェックもお忘れなく。
②家と職場以外で、ふらっと立ち寄れる場所が少ない


若者がいく場所が少ない
長野市や松本市といった割と大きな市にはあるのですが…。
ふらっと立ち寄れる居心地の良い場所、いわゆる家と職場以外の「第三の場所」が都心部に比べると少ないのです。
気分転換に外のカフェでパソコン作業したいなーっと思っても、候補に上がるお店が…ない。



居心地の良いカフェに行きたいあまり
高速使って大きい市まで行くのはよくある話。



スタバを求めて車で1時間とか。



東京に住んでいた頃には
考えられない状況です。
都心には山ほどあったので、その重要性に気がついていなかったのですね。
移住してみて必要性を実感する事案でした。
③やっぱり寒い・石油ストーブが必須


冬は寒いです。
当たり前のことですが(笑)、やはり経験すると違いますね。



冬の寒さレベルはレベち。
冬の朝は、短時間で暖が取れる石油ストーブをつけるところから始まります。石油ストーブは必須アイテム。
もちろん光熱費もかさみます(笑)。
「暑い/寒い」の許容範囲や受け取り方には個人差が大きく出ると思いますので、
自分にとって許容できる夏の暑さ、冬の寒さの限界値を把握しておくことは大事です。
ただ見方を変えれば、しっかりとした冬の寒さの中、ぽっかぽかの温泉に入ったときの幸福感は格別だったりします。
まとめ
いかがでしたか?
自分は居住地に何を優先するのか、どのくらい許容できるのかなど個人差があると思います。
また移住して初めて「これって大事だったんだな」と気づいたり、反対に「これは思ったより重要ではなかったな」と改め直すこともあります。
いつかきっと方向性が見えてくる時がくるので、焦らずでも慎重になりすぎず、良い方向へ進むよう願っております。
この記事がささやかながらお役立てできれば幸いです。
それでわでわ〜♪