
いやー大変だったね!!汗
刈払機も使いにくいし、手でやるのも大変だし。
いろんな道具を使って試したよ。



そこで今回、笹を刈るのに便利だった道具・方法を
ご紹介いたします!
私たちが笹を刈った一部始終をご覧になれる動画がこちら↓。
イメージしやすいと思いますのでぜひ。




はじめに


今回私たちが笹刈りをしたのは家の裏の急斜面。かかった日数約4日間(半日作業を8日間)
面積もそれなりにあった上、斜面が急で足場が悪く大変な作業でしたが、
機械や道具を使い「どうすれば一番効率的にできるのか?」と色々試しました。
結論:「笹の密度」と「太さ」による道具の使い分けが吉
①笹は均一な密度で生えていない




密度にばらつきがあるので、適した道具がそれぞれ違うというのが今回の結果。
道具の違いによるメリット/デメリット表はこちら。
密度 | 高い | 中 | 低い |
---|---|---|---|
刈払機 | × 笹に挟まってしまう | ◎ ズバッと切れる | △ ノコギリの方が早い |
レシプロソー | ◎ | △ 刈払機の方が早い | △ ノコギリの方が早い |
ノコギリor 剪定ばさみ | × 手間がかかる | △ レシプロソーの方が早い | ◎ 手間少なく切れる |
…ということで、私たちが行ったことは
…という密度による道具の使い分けでした。
②笹の太さにばらつきがある


成長しきるとだいたい同じ太さになるのですが、まだ土から出て間もない細い竹は刈払機・レシプロソー・ノコギリで気持ちよく切れません。笹自体が倒れてしまうのです。
こういった細さには剪定バサミが早い。手間ですがひとつ一つ切っていく他ないかもしれません。



結構使い分けたんだなー
…と振り返ってみましたが、道具が多かったものの効率的かつ身体への負担が少ない方法でした。
それではそれぞれの道具の詳細を紹介していきます。
機械類
刈払機


刃は山林用を選択。
バサバサ切っていくのに大変効率的でした。
ただ前述した通り…
- 笹の密度が高くない場所
そして今回の斜面のような場所では使いづらく
- 刈った笹が、そのまま倒れる場所があって
- 平地のところ
と使える場所が限定されてしまい、それ以外のところは別の方法で対応しました。
レシプロソー


刃を竹伐採用に交換
ガシガシ使えました。ホント便利!
刈払機では対応が難しかったところを補う形で使うことができました。
またレシプロソーは「切る」という動作に関して、幅広い用途で使用が可能。



買ってよかったアイテムベスト3に入る
…ほど私たちは使い倒しています。以下記事にレシプロソーについての詳しい情報を載せているので、ご興味のある方はぜひこちらも参照ください。


腰道具


それでは、今回使った手道具を紹介します。使った道具は上記の通り。
剪定バサミとノコギリ3種類
ノコギリの違いは、目が粗いか細かいか。
竹・笹・樹・ツタ類・草と数種類の植物が混在していたので、対象に合わせてノコギリを使い分けました。
使い分けることは少し手間ですが、素早くカットでき身体に負荷を与えず、道具も痛めず、綺麗に仕上がります。
剪定バサミ


このハサミは庭道具の基本的なハサミです。プロの方も使っています。
長さは180mm、200mm、210mmと3種類あり、手が小さめの方だったら200mmがオススメです。ハサミが大きいと切り続けることによる積み重なる負荷で手が痛くなるので、ご自分の手にあうものを選ばれるといいでしょう。
ホームセンターで入手可能です。
荒目ノコギリ(樹木用)


樹木の剪定でよく使うノコギリです。
枝や幹が手首以上の太さであれば、荒目ノコギリで切るとちょうどいいと思います。
長さも色々ありますが、長いほど1度挽いた時にたくさん切ることができます。
また力のある方や男性だと、刃渡り300mmの大きめのノコギリを使ってザクザク切るとさらに効率よく進めます。
竹ひきノコギリ
竹を切る際は、竹専用のノコギリ(細か目)を使いましょう
竹挽きノコギリの特徴は目がすごく細かく刃が薄いこと。切るのも楽ですし綺麗に仕上がります。
樹木を切るような目が荒目のノコギリだと刃にかかる抵抗が大きく、うまく噛むことができず切りづらいです。
細か目ノコギリ(竹用)


細目ノコギリで竹を切りました。
普段は竹切り専用のノコギリを使うのですが、私が持っているものは腰にぶら下げられないタイプだったので、前々から使ってみたかった細目の刃をチョイス。竹専用のノコギリより目は粗いのですが、使い勝手に大きな差を感じなかったので、よかったなと。ご参考まで。
さらに細目ノコギリ(笹や細い竹用)


手で切る場所ではほとんどこれを使っていました。
目も細かく刃の長さが短いので思ったより使いやすかったです。普段剪定用で使っているのですが意外でした。
個人的には、コンパクトで鞘が木製であるところ気に入ってます。



可愛いので(笑)
服装


なるべく肌を露出しないこと
外仕事全般に言えることです。枝などに引っ掛り切り傷ができ、虫などに刺されたりするので素肌を守ることが大切です。
実は今回作業が終わった後、夫がダニに刺されていたことが発覚。肌を露出しない服装は必須です。
厚手のグローブ




普段は木や草の感触がわかる細かい作業に適した薄手のグローブを使っているのですが、今回は笹と竹という繊維が鋭く手を切りやすい状況だったので、厚手のグローブをチョイス。
このグローブ、意外にも感覚が鈍らず細かい作業もできた上、切れにくかったのでかなり良いグローブでした。
手甲(できれば)




こちらはできればでいいのですが、手首付近が切れないよう保護できるものを装着するのもオススメです。
私が使ったのは造園ではお馴染みのアイテム・手甲と言います。袖口からのゴミの侵入を防ぎ、手首付近が傷つかないようにしてくれます。



さらに冬は温かい
…のですが、あまり馴染みがないと思いますので、これに限らず手首付近をガードできるものであればなんでもいいかと。


防護メガネ


こちらはお忘れなく!
刈払機を使う際は必ず装着しましょう。さらに竹や笹は繊維が鋭いので一度目に入るとかなり痛い…。ので忘れずに防護メガネをつけましょう。
スパイク足袋




斜面で活躍、スパイク足袋
今回初めて使ったのですが、全然滑らないです。しっかり土を掴んで移動することができるので、



もっと早く買っておけばよかった
…と思いました。色々種類があるようですが、今回は近くのホームセンターで売っていた物をチョイス。
竹・笹を切るときのコツ
地際で、節の上で、水平に切る


「竹を安全に切る方法」を詳しく書いた記事がありますので、こちらをご覧ください。


全て同じ方向に置く


笹や竹を置くときは、全て同じ方向に積んで置くようにしましょう。その後の処理や移動が楽です。
特に竹は交互においてしまうと、移動させるときに竹同士が絡まってしまい移動が難しくなります。
掃除する


最後は綺麗に掃除
今回は道路沿いでの作業だったので綺麗に掃除を行いました。ブロワーで吹けば細かいゴミもまとめて掃除できるので1台ある便利ですよ。


普段の作業の終わりにホコリなどを飛ばしています身体を綺麗にするにも使っています。(一度服についたホコリやゴミなどを払わないと、洗濯機が汚くなります。)
コンパクトなので大工や木工での現場でも重宝されているようですが、外仕事や実際に掃除などで使う場合は風力の大きいものを使うことをオススメします。小さいと全然落ち葉などが飛びませんし使用時間もものすごく短いです。
まとめ
いかがでしたか?
それでは、でわ。