こんにちは。妻です。
「里山のシイナ」である生き物たちを紹介します。
今月は、スギナ・ツクシ・枝垂れ梅です。
土筆(つくし)/スギナ

スギナ・ツクシ
スギナは、トクサ科トクサ属でシダ植物の仲間。多年生です。
日本で生育するトクサ類では最も小柄だそうで、春先に出る胞子茎注1をツクシと呼んでいます。全然姿が違いますよね。日本全国、至る所でお目にかかるのではないでしょうか?
日当たりのいい、酸性の痩せた土地を好むと言われており、スギナが生えている場所を見て「あ、この土地はもしかして、酸性気味なのかな?」と土の状態を勘ぐったりしています。アスファルトの近くや、小川の近くであったり、工事現場の砂利などが入った土だったりでお目にかかることもあります。
この前、我が家の斜面にもたくさんのツクシとスギナが群生していたので、観察してみました。
注1:胞子茎(ほうしけい)とは
胞子が入っている袋をつけている茎のこと。
どういう形を経て、ツクシがスギナになるんだ?
…と探した結果が、以下の写真の通り。

この4種類を見つけることができたのですが、ツクシからスギナの形になる赤い○の部分が、ないような…。

おおお!ツクシからスギナへの
ミッシングリンクではないか!!!(☆ω☆)=3
と、興奮していたのですが、結局見つからなかったので、超高速で緑色になるのでしょうか?もしご存知の方いらっしゃったら教えていただけると幸いです。(笑)
スギナを抜くときは、できるだけ根っこから
そして、このスギナを抜く時、まあ抜きにくい。葉っぱの部分だけ引っ張るとブチっと根元が切れて、根まで引き抜くことができません。…かといって、根っこから引き抜こうと、地下茎が地面深く至る所にはびこっているので、かなりの力がいるので渋といのです。「地上部分は抜いてもいいよ。根っこが残ればまた生えるから♪」とスギナが言っているようで、地上部分を潔く見捨てられるその生存戦略に、スギナの知性を感じます。ムムム、おそるべし。(・ω・)
追記:ツクシ→スギナには変化しない!?(2021.04.21)
後日、YouTubeである視聴者さんからのコメントに、「ツクシがスギナに成長するのではないですよ。」と教えていただき、もっと詳しく調べてみると、なんと!そうでした!(●ω●)
- ツクシ:繁殖のために胞子を飛ばす、スギナの「胞子茎」
- スギナ:光合成をして栄養分を調達する「栄養茎」
スギナは、シダ類なので花は咲かず、胞子によって繁殖します。春先にツクシの方が少し先に顔を出して、気温が暖かくなったのを見計らって一気に胞子を飛ばすそう。その後、栄養茎として生えてくるスギナが現れ、どんどん光合成をして栄養分を調達するという植物。ツクシは、胞子を飛ばしたあと一足先に枯れてしまいます。
知りませんでした〜。誤解を与えるような文章を書いてしまい申し訳ございません!教えていただいた視聴者さん、ありがとうございました!(^^)また、色々調べているとNHKでツクシの特集をしている記事がありました。ツクシの生態が一目でわかる、見応えある動画だったので、オススメです。
枝垂れ梅


枝垂れ梅
枝垂れ梅は、バラ科サクラ属。2〜3月と、梅の後に開花して、サクラと共に風景に彩りを与えてくれる植物です。園芸品種のようでいくつか種類も豊富にあり、色が大変鮮やかなので派手ですね。
飯田市に引っ越してきて感じたのは、この枝垂れ梅をお庭に植えている方が多く、よく見かけます。枝垂れ梅だけならず、ハナモモという植物、これも大変賑やかな花を咲かせるので、春がとても楽しい。余談ですが、飯田市のお隣に阿智村(あちむら)という村があり、そこのハナモモが大変魅力的で観光名所にもなっています。近くを通るときはぜひ、お立ち寄りください。


うちの枝垂れ梅は、当初は枯れ枝が多く、剪定もきちんとされていなかったので、このようにパラソル型になってしまっています。風に吹かれて枝垂れる樹形を、今後作っていきたいなと思います。


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それでは、また面白い植物を見つけたらご紹介させてくださいね!
デワデワ。