はじめに

…ということで先日、ワタクシ、人生初の車のタイヤ交換をしました。
自動車免許を取得して早6年。実はタイヤ交換をする機会がなく(正確には夫がしてくれていたので逃れていた笑)、タイヤ交換ができなかったのですが、いい機会があり(逃げられなくなり笑)、今回思い切って初チャレンジ。
あまりやる気がなかった(おい。笑)のですが、思ったより単純な作業で、ポイントを抑えておけばできるので、この新鮮さを失う前に、記事にしましたのでご興味がある方ぜひご覧ください。(・ω・)
この記事について
ひとつの方法(一例)として紹介させていただいています。作業を行われる際は、ご自身で十分に調べてから自己責任で行なってください。この記事を参考して作業を行い損害が発生した場合、当ブログは責任を負いかねますので、ご了承ください。
準備するもの

- ジャッキ (※通常はパンタグラフジャッキが車載されています)
- トルクレンチセット (※通常はタイヤ交換用のレンチが車載されています)
- 能力300N・m以上のインパクトレンチ(※あると早く終わる)
…ということで、最低限必要な道具は車に標準搭載されているので買わなくても大丈夫です!
それでは手順を見ていきましょう。
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手順
全体図

「車をあげて、ボルトを外して、タイヤを交換して、ボルトでしめて、車を下げる」を4回繰り返せば完了!
うん。そう考えると簡単そうです。所要時間は、約20分くらいでした。
ジャッキで車をあげる

ジャッキで車をあげます。
タイヤが外せるぐらいの高さであればOKです。そしてどの部分をあげるか場所を探しましょう。
車のマニュアルに記載があります。
ボルトを外す


ボルトを外します。
車載のレンチでも外せますが、インパクトドライバーだと早かったです。回転は、左回りの逆回転です。(ちなみにトルクレンチはナットを緩める作業には使ってはいけません。)
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タイヤを入れ替える

タイヤを入れ替えます。
特に注意することは…、平らな場所で行い、砂などの異物を挟まないようにすること(・ω・)。
あと、ジャッキだけで上げる場合は車体が不安定なので不必要に揺らさないこと!下手すると下敷きに・・・

タイヤ、重いなーって感じです。
ボルトを仮留めする


まずは仮留め!手で回します。
この時、
- ナット4本を手で回せる限界まで締めてから
- さらにタイヤ自体を回しながら再び手で回せるところまでナット締め込んでいく
- タイヤを手で押さえながら、レンチで軽く仮締めする
をします。手締めするときタイヤが固定されたままだと、ハブ(タイヤの付くベース)の中心とずれているので、タイヤ自体を回しながらナットを締め込むのがコツです。
ホイールのナットがはまる穴と、ナットのホイール側のテーパーが同じに作られているので、ナットを締め込んでいくと自然と中心が合うようになっています。
ジャッキを少し下げる


ジャッキを少し下げます
ホイールがハブと密着したらタイヤに車重が半分くらいかかって回らなくなる程度まで下げます。まだ仮締めなので絶対に全部下ろしてはいけません。慎重におろしましょう。
ボルトを本締めする


タイヤに車重がかかって地面との摩擦で回らなくなったらボルトを本締めします
ここが一番大事なポイント!
- ボルトは、一気に全部締めないこと(同じ工程を2〜3回に分けて繰り返し徐々に締めていく)
- 対角に締めること
- パンクなど応急の交換時以外は、トルクレンチを使って規定のトルクで締めること(車種によって決められています)








これは全て均等に締めるためです。締め付けのバランスが悪いと走行中にタイヤがぶれてナットが緩み、大事故につながります。
重要なのは上記手順を2〜3回に分けて繰り返し段階的に締めていきます。決して1回で締め込まない事。
そして、これを手助ける道具がトルクレンチ。
この道具は決められたトルクで締まったかを確認ができる優れもの。目盛を設定して、設定値まで締めると「カチン!」と音がします。
- ナットの締め付けが「ゆるい」と…
→ 走行中にタイヤがぶれるなどしてナットが緩み危険! - ボルトが「しめすぎる」と…
→ ボルトが伸びて強度が低下し、緩みや破損に繋がる。(最悪切れてしまう)※注1
…というリスクがあるので、ボルトの締め付けがとても重要になってきます。


車を下ろす
全てのナットを確実に締め込んだら車を下ろします。
ジャッキを下ろしましょう。焦らずゆっくりですよ。
完成!!


まとめ
いかがでしたか?
意外と簡単にできるなーって感じしませんか?これらのポイントを抑えておけばきっとできます!是非ご参考までに(^^)ノ
それではでは〜♪
参考資料
トルクレンチについて非常に詳しい記事を見つけたのでご紹介します。それだけボルトやナットを締めることは、正確にしないといけない、重要な作業であることが伺えます。





